LibreOfficeのマクロをPythonで作るときに使えるユーティリティーにASOPというLibreOffice用の拡張機能がある。
ASOPの詳しい説明はここにある。
【準備】
早速最新版のapso.oxtファイルをダウンロードする。
LibreOfficeへの登録は
- libreOfficeのアプリケーションの一つを開く。プルダウンメニューの「ツール」->「拡張機能マネジャー」
- 登録済みの機能が表示される。
- 追加ボタンを押してダウンロードしたaop.oxtファイルを指名する。
- 登録が終わるとASOPが登録済みとなる。この窓の左下のあるオプションボタンを選択して、コードを記述するためのエディターを登録する(terapadを登録してみた)。
【実行】
早速ASOPを使ってみる。
Calcの「ツール」->「マクロ」->「Pythonスクリプトの管理」を選択する。ASOPの管理窓がでるので実行したいマクロを選択する。管理窓の「メニュー」から「デバッグ」を選ぶと以下のようなデバッガの画面がでる:
この画面で「端末」ボタンを押すとPythonコンソールの別画面が出る。「次へ」のボタンでプログラムの一行毎の実行と変数の値等が表示される。apso.oxtのインストールと同様にMRI.oxtをインストールしておくとこのデバッガの画面で変数の名前空間の性質も調べられる。「編集」ボタンで登録したエディタでマクロの編集ができる。「再スタート」ボタンを押すと編集の結果が反映される。「終了」ボタンを押すとデバッガは終了する(このデバッガはかなり有効に使える感じである)。またマクロにprint文があるとASOP管理下ではコンソールその出力がでる(これはprint文の多用したデバッグには便利)。
2 Replies to “ASOP(Alternative Script Organizer for Python)を使ってみる”