「あそび」と知識

太古の人にとっては、何かを知っているということはそれ自体魔力であった。彼にとってはどんな知識でもことごとく世界秩序そのものと直接の関係があるからである。それ故に、祭祀におけるあそびとして力くらべなどの競技と同じく知識の競技が行われた。

ホイジンガ著「ホモ・ルーテンス」では祭祀の重要な一部であった「謎解きあそび」を古代インドのヴェータ文学から説く解す。

日本の祭りでも綱引きや相撲が祭礼の重要な一部となっている競技の例が多い。祭礼における「言葉あそび」としては「祭文(さいもん)」がある。

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