多様なポニーたち(13):ガリチェーノ

今回のポニーはメキシコのガリチェーノ(Galiceno)。画像はここ

メキシコのガリチェーノはアメリカ大陸におけるスペインの遺物の一例である。1950年代以降ガリチェーノは米国に向かって北上し1958年には正式に一品種として認定された。ガリチェーノはポニーからホースへ騎乗するウマを換える時期にある年少の騎乗者の「移行期」のウマとして理想的である。

ガリチェーノは北西スペインのガリシア(Galicia)で組織的な飼育が始まり、その地名が品種名になった。ヨーロッパ中でガリチェーノは最初からこの歩様が滑らかなことで有名だった。現生ガリチェーノも速い競歩常歩が特徴的でエリザベス朝イングランドで名声を取った。この小柄なウマの祖先は16世紀にインド亜大陸の西からスペイン人によってもたらされたと思われる、一方これらはイベリア半島の在来種であるソーライアやガラーノの後裔であるらしくも思える。

タフで頑強なガリチェーノは扱いやすく、知能的で万能向きのウマであると言われている。このウマの持ち前の俊敏さやスピードは牧場や競技会のポニーとしての人気を保証している。さらに牽引用や日常の交通手段として用いられている。

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