最も一般的な小勒とそれに使うハミ(小勒ハミ)の装着について考えてみる。小勒ハミには様々な形があるが、「乗馬教本」(日本馬術連盟)によれば一般的に以下の注意が必要である:
「ハミというものは、特に関節付きの小勒ハミはその幅が適切であることが大切である。ハミをウマの口に食ませてハミの両端を手で持ちハミの関節が口の中でまっすぐになるようにして測る。そのとき両端にそれぞれ0.5cmはみ出るようなハミの幅が適切である。
ウマの口に対してハミの高さを正しくするには、まずハミの両端を一指幅程度垂れ下がるように食ませる。それから口角に軽く一しわを作る(ウマに「笑み」を作らせる)が、しわができすぎないように頬革を調節する。」
とあり、それぞれのウマに合ったハミの装着が必要なことがわかる。