冷血種・温血種・熱血種

現生のウマたち全ては紀元前4000年ごろウクライナで人類と出会った幸運なウマたちの後裔である。世界中の拡がったウマたちは地域の環境に即してその後進化を遂げた。

この生存環境の多様性に従って現生のウマたちは北ヨーロッパの森林地帯に起源を持つ冷血種(Coldbloods)と北アフリカの砂漠気候や中東に起源を持つ軽量で軽快な熱血種(Hotbloods)に二分される。

アラビア種(バーブ種も多少)は熱血種の源泉である。これらの軽量で軽快なウマたちは乾燥地帯で進化し興奮しやすい気質を持っている。ペルシャロンのような骨太で冷静な気質をもつ重量馬は北ヨーロッパの環境で進化したもので冷血種と呼ばれている。冷血と熱血の系統の交配でできたウマたち、例えばコーター・ホースやトラケナーは温血種(Warmbloods)と呼ばれる。熱血種化されたサラブレッド、温血種化されたスペイン種、さらに冷血種のペルシャロンにおいてもアラビア種の貢献は誇張ではない。

「日本の仏像」(土門拳):大和編(改訂版)

「日本の仏像」(土門拳)で取り上げている大和関連の仏像を紹介しておく。公開日程を追加した。

  • 法隆寺西院金堂:釈迦三尊像
  • 法隆寺西院金堂:四天王(広目、持国、増長、多聞)
  • 法隆寺西院大宝蔵館:観音菩薩立像(百済観音)
  • 法隆寺東院夢殿:観音菩薩立像(救世観音) 4/1-5/18, 10/22-11/22のみ公開
  • 法隆寺東院夢殿:行信僧都坐像
  • 中宮寺:菩薩半跏像
  • 聖林字:十一面観音立像
  • 法華字:十一面観音立像
  • 飛鳥寺:釈迦如来坐像
  • 薬師寺金堂:薬師如来坐像
  • 薬師寺金堂:日光菩薩立像
  • 薬師寺金堂:月光菩薩立像
  • 薬師寺東院堂:観音菩薩立像(聖観音)
  • 唐招提寺金堂:慮舎那仏坐像
  • 唐招提寺金堂:千手観音立像
  • 唐招提寺新宝蔵:如来形立像 新宝蔵の公開 3/1-6/30,9/1-11/30,12/31-1/3
  • 唐招提寺新宝蔵:薬師如来立像
  • 唐招提寺新宝蔵:衆宝王菩薩立像
  • 唐招提寺新宝蔵:梵天立像
  • 円成寺阿弥陀堂:大日如来立像
  • 東大寺南大門:金剛力士立像(吽形)
  • 東大寺南大門:金剛力士立像(阿形)
  • 東大寺大仏殿前庭:八角灯篭音声菩薩立像
  • 東大寺大仏殿:慮舎那仏坐像
  • 東大寺法華堂:不空羂索観音立像
  • 東大寺法華堂:日光菩薩立像
  • 東大寺戒壇院:四天王
  • 東大寺開山堂:良弁僧正坐像 12/16のみ公開
  • 新薬師寺本堂:薬師如来坐像
  • 橘寺:日羅立像 ->聖宝殿(10/5-11/4のみ公開)
  • 大安寺:持国立像
  • 大安寺:楊柳観音立像
  • 浄瑠璃寺本堂:九体阿弥陀如来坐像
  • 浄瑠璃寺本堂:吉祥天立像 1/1-1/5,3/31-5/20,10/1-11/30のみ公開

「日本の仏像」(土門拳):京都編(改訂版)

土門拳の写真から構成された「日本の仏像」の中で京都に関連するもの紹介する。改訂版である。公開情報も併せて載せる。

  • 神護寺多宝塔:五大虚空蔵菩薩坐像 春の秋の3日のみ公開
  • 神護寺金堂:薬師如来立像
  • 神護寺大師堂:弘法大師坐 11月上旬の御開帳
  • 東寺講堂:不動明王坐像
  • 東寺講堂:持国天立像
  • 東寺講堂:梵天立像
  • 東寺講堂:帝釈天半跏像
  • 東寺宝物館:兜跋毘沙門天立像
  • 広隆寺霊宝館:弥勒菩薩半跏像
  • 広隆寺霊宝館:毘沙門天立像
  • 広隆寺講堂:不空羂索観音立像 ->霊宝堂
  • 広隆寺講堂:地蔵菩薩坐像
  • 広隆寺講堂:阿弥陀如来坐像
  • 三十三間堂内陣:千体千手観音立像
  • 三十三間堂内陣:風神像
  • 三十三間堂内陣:雷神像
  • 鞍馬寺本堂:毘沙門天立像 ->霊宝殿
  • 鞍馬寺本堂:善腑師童子立像 ->霊宝殿
  • 平等院鳳凰堂:阿弥陀如来座像 鳳凰堂修理中
  • 平等院鳳凰堂:雲中供養菩薩群像 ->鳳翔館

翻訳の問題

翻訳の問題が話題にでたので有名な誤訳を紹介しておく。
① John is eager to please.
② John is easy to please.
この二つ文は表面的には似ているが、意味は全く異なっている。これらを以下のように訳した例がある:
① ジョンは喜びたがっている。
② ジョンは容易に喜ぶ。

pleaseでは他動詞の目的語は何かという点が問題になる。
①ではそれはothersであり、②ではJohnである。②は
It is easy to please John.
となり、「ジョンを喜ばすのは簡単だ」と訳せる。①は「ジョンはほかの人を喜ばすことに熱心だ」となる。

Helen Merrill: You’d be so nice to come home to

Helen MerrillのYou’d be so nice to come home to.がなかなかいい。ジャズの話である。ハスキーな声に特徴がある。共演のClifford Bownのトランペットも素晴らしい。
ところでこの題名You’d be so nice to come home to.はどうゆう意味なのであろうか?
中村保男著:「名訳誤訳」によれば、この最後のtoが曲者である。
【誤訳一例】
「帰ってくれたら嬉しいね。」
You’d be so niceはYou would be so niceの仮定法だから「あなたは素敵だ。」と訳せる。to come home toはto come homeの意味であなたが家に帰ってくれることの意味に取れる。しかし最後のtoは無視されている。

【正解】
You’d be so nice to come home to.

It would be so nice for me to come home to you.
と展開できる。これならば誤解なく訳せる:

中村氏の訳は
「あなたの待つわが家がほしい」

 

 

 

 

フンコロガシは風を読んで直進

「フンコロガシは風を読んで直進」という題名の記事が朝刊に載っていた。

南アフリカのサバンナに生息するフンコロガシは風向きを頼りに糞を運ぶ方向を決めている。

これまでフンコロガシは象などがした糞を小さくちぎって丸くして後肢で蹴ってほかのフンコロガシの取られないように地下の安全な場所(巣であり卵もある)に一直線に運ぶが、その経路は太陽、月そして天の川の位置を頼りにしていることが分っていた。

太陽が天頂にあったり曇っていて太陽が利用できないといはどうなるか?

スエーデンのルント大学の研究者たちは風向きの情報を使っていることを見つけた。風向きそのものは巣の方向と直接に繋がっていないが、この情報を天体の位置の情報を基に把握しなおすと風向きは貴重な方向情報になる。

風向きが途中で変わると、変わったとは認識しないで元の風向きに対して取っていた方向を新らしい風向きに対しても採用する。つまりこの風向きの変化に対応する(この場合は巣には辿りつけない)。

 

たいさんぼく=Magnolia?

仙台青葉区北山に資福禅寺という寺があるが紫陽花で有名な寺である。先日(6月20日)に紫陽花を見よう行ってみたが、紫陽花はまだ早かった。しかし画像で見るように大輪の「たいさんぼく」の花が咲いていた。

たいさんぼく
資福禅寺のたいさんぼく

ところでこのたいさんぼくは「泰山」に因んで付けられた名前かと思っていた。だから原産は中国かなと思いきや原産地は北米である。Magnolia grandifloraと言い、大輪の花らしい学名が付いている。

「日本の仏像」(土門拳):大和編

「日本の仏像」(土門拳)で取り上げている大和関連の仏像を紹介しておく。

  • 法隆寺西院金堂:釈迦三尊像
  • 法隆寺西院金堂:四天王(広目、持国、増長、多聞)
  • 法隆寺西院大宝蔵館:観音菩薩立像(百済観音)
  • 法隆寺東院夢殿:観音菩薩立像(救世観音)
  • 法隆寺東院夢殿:行信僧都坐像
  • 中宮寺:菩薩半跏像
  • 聖林字:十一面観音立像
  • 法華字:十一面観音立像
  • 飛鳥寺:釈迦如来坐像
  • 薬師寺金堂:薬師如来坐像
  • 薬師寺金堂:日光菩薩立像
  • 薬師寺金堂:月光菩薩立像
  • 薬師寺東院堂:観音菩薩立像(聖観音)
  • 唐招提寺金堂:慮舎那仏坐像
  • 唐招提寺金堂:千手観音立像
  • 唐招提寺新宝蔵:如来形立像
  • 唐招提寺新宝蔵:薬師如来立像
  • 唐招提寺新宝蔵:衆宝王菩薩立像
  • 唐招提寺新宝蔵:梵天立像
  • 円成寺阿弥陀堂:大日如来立像
  • 東大寺南大門:金剛力士立像(吽形)
  • 東大寺南大門:金剛力士立像(阿形)
  • 東大寺大仏殿前庭:八角灯篭音声菩薩立像
  • 東大寺大仏殿:慮舎那仏坐像
  • 東大寺法華堂:不空羂索観音立像
  • 東大寺法華堂:日光菩薩立像
  • 東大寺戒壇院:四天王
  • 東大寺開山堂:良弁僧正坐像
  • 新薬師寺本堂:薬師如来坐像
  • 橘寺:日羅立像
  • 大安寺:持国立像
  • 大安寺:楊柳観音立像
  • 浄瑠璃寺本堂:九体阿弥陀如来坐像
  • 浄瑠璃寺本堂:吉祥天立像

「日本の仏像」(土門拳):京都編

土門拳の写真から構成された「日本の仏像」の中で京都に関連するもの紹介する。

  • 神護寺多宝塔:五大虚空蔵菩薩坐像
  • 神護寺金堂:薬師如来立像
  • 神護寺大師堂:弘法大師坐像
  • 東寺講堂:不動明王坐像
  • 東寺講堂:持国天立像
  • 東寺講堂:梵天立像
  • 東寺講堂:帝釈天半跏像
  • 東寺宝物館:兜跋毘沙門天立像
  • 広隆寺霊宝館:弥勒菩薩半跏像
  • 広隆寺霊宝館:毘沙門天立像
  • 広隆寺講堂:不空羂索観音立像
  • 広隆寺講堂:地蔵菩薩坐像
  • 広隆寺講堂:阿弥陀如来坐像
  • 三十三間堂内陣:千体千手観音立像
  • 三十三間堂内陣:風神像
  • 三十三間堂内陣:雷神像
  • 鞍馬寺本堂:毘沙門天立像
  • 鞍馬寺本堂:善腑師童子立像
  • 平等院鳳凰堂:阿弥陀如来座像
  • 平等院鳳凰堂:雲中供養菩薩群像