馬は鏡に映った自身を認識できる

Newscientistにあった記事のタイトルである。

馬は鏡に映った自身の姿を認識でき、更にそのイメージから顔が汚れていて拭く必要があるかとかいう情報を得ているように見える。こんな結果をイタリアのピサ大学のPaolo Baragliが見つけた。

顎に色でマークを着けた14頭の馬の内11頭は鏡に映った自身の顔をみてそのマークを拭おうとした。これは鏡に映った自己認識ができる霊長目以外では馬が唯一の動物ということになる由。

 

パノラマ風写真展:「組写真の世界」

パノラマ風写真展の第二弾。組写真の展示である。

  • 組写真は別フーレムのギャラリーとして表示するようにした。その際余計なリンクが表示されないようにした
  • 写真に繋がるホットスポットを

で示し、それと分るような画像にした。

数学や物理学は男性的イメージ:ジェンダー不平等が影響

今朝の新聞のコラム欄の記事のタイトルである。

東京大学の横山広美教授たちの研究グループは数学や物理学にまつわる男性的なイメージの要因を探るため日本人1177人と英国イングランドの1082人を対象にアンケート調査を行った。

その結果、①数学や物理学を学んだ後の職業が男性向きだと思うひとほど、②女性は男性に比べて数学的能力が低いと思う人ほど、③数学や物理学の進学する人は一般的に頭が良いと思う人ほど、数学や物理学は男性的と見なす傾向が強いことが分ったという。

この傾向の背景には女性が知的であることに否定的なジェンダー不平等が根強くあると研究者たちは指摘し、「理系に女性が少ない問題は単なる個人の選択の問題ではなく、社会の問題であることを示している」とコメントしている。

筆者はこの記事を読んで、この問題にはジェンダー不平等の問題と数学や物理学を含む自然科学と人文科学との間にある不平等の問題とが絡まってあるように思えた。

初午:国分町馬市にぎわう

今朝の河北新報の「故事祭菜」(菅野正道さん)の記事のタイトルである。

かつて仙台藩領は日本屈指の馬産地だった。

仙台城下で馬市が開かれた場所が城下の中心に位置する国分町だった。江戸中期の資料では毎年3月上旬から4月中旬まで行われたという記録がある。国分町は元々仙台城の東に位置する国分寺の門前町だったものを政宗が城下内に移してきた町人町だった由。馬市は国分寺門前町の時代から開かれていたが、城下に移っても継続された。

馬市当時の国分町も今の国分町も東北随一の人の集まる場所で多くの金が動くところが共通だ。

それにしても現在の国分町に馬市の面影が残ってるのだろうか?国分寺門前町には今の木ノ下駒という民芸品が残っている。

The Book of Bread:二十世紀初頭の写真の役割

“The Photobook: A History”(Martin Parr and Gerry Badger)によれば二十世紀初頭では事実を丁寧に記録する媒体として写真が大きな役割を果たした。その一例は”The Book of Bread”である。1903年刊行の本である。

この本は工場でのパン生産技術を詳述した技術書で著者はOwen Simmonsである。多くの写真が挿入されているが、撮影者の氏名は触れられていない。

掲載されている写真の例:

写真1

写真2