数学や物理学は男性的イメージ:ジェンダー不平等が影響

今朝の新聞のコラム欄の記事のタイトルである。

東京大学の横山広美教授たちの研究グループは数学や物理学にまつわる男性的なイメージの要因を探るため日本人1177人と英国イングランドの1082人を対象にアンケート調査を行った。

その結果、①数学や物理学を学んだ後の職業が男性向きだと思うひとほど、②女性は男性に比べて数学的能力が低いと思う人ほど、③数学や物理学の進学する人は一般的に頭が良いと思う人ほど、数学や物理学は男性的と見なす傾向が強いことが分ったという。

この傾向の背景には女性が知的であることに否定的なジェンダー不平等が根強くあると研究者たちは指摘し、「理系に女性が少ない問題は単なる個人の選択の問題ではなく、社会の問題であることを示している」とコメントしている。

筆者はこの記事を読んで、この問題にはジェンダー不平等の問題と数学や物理学を含む自然科学と人文科学との間にある不平等の問題とが絡まってあるように思えた。

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