縄文タイムカプセル:北海道の世界文化遺産4

今回は入江貝塚。

洞爺湖町には高台の入江貝塚と低地の高砂貝塚の二ヶ所がある。内浦湾に面した海岸段丘の上にある入江貝塚は紀元前3500年から紀元前800年ごろまでの遺跡である。

海ではオットセイ、イルカ、マグロ、陸ではシカなどを獲って食べていた。肉食が多く虫歯の人がすくなかった。

面白いことに北海道にはいないイノシシの牙の装身具、新潟県のヒスイ、南の海でしかとれない貝殻で作った装飾品などが見つかっている。

SSPSF (stochastic self-propagating star formation) :銀河の腕理論

セルオートマトンを現象を記述する基本的な考え方とする方法論の中で特に面白いと思っているのがこのSSPSFである。銀河の腕を銀河内の星形成が連鎖的に起こる(あるところで星形成が起こると質量の大きな恒星が進化して最終的には超新星爆発を起こしその近傍の星間ガスを圧縮して星形成を促す。これが次々と起こる)で大規模な星形成領域のパターンを作る。これが銀河の腕であるとする。

シミュレーションの結果

 

縄文タイムカプセル:北海道の世界文化遺産3

今回は3回目で北黄金(きたこがね)貝塚を紹介している。

ここは内浦湾に面した海岸段丘上にあり縄文前期(紀元前5000年)以降の遺跡である。

貝塚はゴミ捨て場ではなく神聖な場所であった。食べた動物の骨、モリやヤス、縫い針などの道具、シカの角やクジラの骨で作った祭器、人骨も埋葬されていた。

 

縄文タイムカプセル:北海道の世界文化遺産2

今朝は2回目。

垣ノ島遺跡で見つかった小さい足形が付いた粘土板を紹介している。

墓の副葬品で、亡くなった子どもの足形をとり、母親が亡くなったとき一緒に埋葬されたと思われる。墓地は住居地域からすこし離れた場所に作られた。

この墓地は高さ2メートル、長さ500メートルのコの字形の盛り土で囲われていた。入り口と祭壇らしき場所は東西線上に配置されていた。

 

 

縄文タイムカプセル:北海道の世界文化遺産1

今朝の新聞の記事のタイトルである。

北海道・北東北の縄文遺跡群が世界文化遺産に登録されたこの機会に北海道の遺跡群をシリーズで紹介している。今回は第1回目。

北海道内では6つの遺跡が対象となっている(キウス周堤墓群、入江・高砂貝塚、北黄金貝塚、大船遺跡、垣ノ島遺跡)。

大船遺跡は縄文時代中期(紀元前3500-2000年)住居跡が100以上が重なるようにして発掘された。3軒から22軒の規模の集落があったと考えられている。

縄文時代の日本は狩猟・漁労・採取をしながら定住という珍しいスタイルの文化を営んでいた。

津軽海峡を往来し、北海道と北東北が一つの文化圏となった。

 

「世界のことばアイウエオ」(黒田龍之介著)9

「ス」ー「ソ」では

スウェーデン語
スペイン語
ソロバキア語
スロベニア語
スワヒリ語
セルビア語
ソルブ語
ゾンガ語

が紹介されている。ソルブ語はドイツとチェコとポーランドの国境付近で話されている言葉である。ソルブの中心都市はバウッェン(ソルブ語ではブディシン)。住民の全てがドイツ語とのバイリンガルである。ドイツ語とソルブ語の表記例(上がドイツ語で下がソルブ語)。

 

To Kill a Mockingbird (映画)

“To Kill a Mockingbird”(日本語題名:アラバマ物語)を見た。原題は人に害を与えないMockingbirdを殺すことを諌める意味である。黒人差別が色濃く残るアラバマで冤罪になった黒人の弁護を引き受けた弁護士が主人公の娘に語った言葉の中にある。

ところでMockingbird はどんな鳥か。”Spotter’s Guide to Birds of North America”にはこんな説明がある:

“Found in country parks, suburbs. Famous for its songs, which include imitations of other birds. ”

実際の鳴き声はここで。このMockingbirdは映画の日本語字幕では「ツグミ」となっていたがピンとこなかった。

 

宇宙はセルオートマトン

宇宙は一様等方であるといわれている。これは宇宙のどこに行って同じような風景が見られるし、どの方向を見ても同じような風景が見えるということである。これから宇宙のいたるところで同じ物理が成り立つことが分る。このような宇宙でのパターン形成の問題を考える。宇宙には銀河、星、生命、人間など様々なレベルでパターンが存在するが、宇宙のいたるところで同じパターン形成のメカニズムが働いているはずである。このもっともシンプルなものがセルオートマトンである。

こんなことを考えていた。既にこのような発想があることがわかった。例えばこれである。

宇宙は一様等方であるが、揺らぎが存在する。例えば宇宙背景放射は宇宙初期に揺らぎがあったことを示している。この揺らぎがパターン形成の種である。この揺らぎのお陰で宇宙では至るところで同じパターン形成機構が働いているにも拘わらず、あるとことには銀河が形成されるし、あるところには生命が誕生するし、あるところには人類が誕生する。

「世界のことばアイウエオ」(黒田龍之介著)8

「サ」、「シ」では

サーミ語
サンスクリット語
ジャワ語
シャンハイ(上海)語
シンハラ語

が紹介されている。サーミ語は小さな言語でラップランド(フィンランド、ノルウェー、ロシア、スウェーデン)の先住民サーミ人が話す言語である。