乗馬のための箴言(?)

  • 馬に乗るときはリンボー・ダンス(棒くぐり)の姿勢をとる。
  • 馬は脚で操縦する。手綱は馬の形を整えるためにある。
  • 内方姿勢とは馬をバナナのような形にすることである。
  • そのためには手綱で馬を内向きにすると同時に脚で馬を外に押す。
  • 輪乗りはこの内方姿勢を保持した走り。
  • 駈歩は内方姿勢で馬の前内肢が前に踏み込んで始まる。
  • 内方姿勢で馬の後肢が外にドリフトするときは外側脚で押す。
  • 手綱操作は脇を閉じて。さもないと馬は姿勢を変えない。
  • 鐙は踏むものではなく、足の指で噛むものである。
  • 脚の扶助は馬を前に押し出すように使う。
  • バランス・バックはより低い棒くぐりの姿勢。
  • 馬を丸くするときはこのバランス・バックで乗る。
  • 馬への扶助は馬の「やる気」を引き出すためのもの。

2022年9月

ロバの家畜化7000年前か:背景にサハラ砂漠乾燥化

今朝の新聞の記事のタイトルである。

ウマ属にはウマ(Equus)、シマウマ(Equus Zebra)、野生ロバ(Equus hemionus hemionus)からなっているが。野生ロバが家畜化されたものがロバ(英語:Donkey)である。この家畜化の開始の時代と起源に関わる問題である。

家畜ロバは約7000年前にアフリカ東部で飼いならされた可能性が分かったという記事である。サハラ砂漠の乾燥化が進んだ結果である。

家畜ロバは4000年前ごろユーラシア大陸に拡散。その後中央アジアや東アジアにも独立性の高い集団が発生した。また逆に各地のロバがアフリカに流入した経緯もあった。

ラバはローマ帝国が繁栄した時期に軍事用に雄のロバと雌のウマとの交配でできたものであることも判明した。

 

カエルの目立つ色、目立たない色:捕食者の数が関係

今朝の新聞の記事のタイトルである。

被食者は捕食者から発見されないよういろんな意味で「目立たない」ことが重要である。一方パートナーを確保するためにはいろんな意味で「目立つ」ことが求められる。このジレンマを解決するために生物はさまざまな方法をつかう。被食者には見えるが捕食者には見えないような、例えば紫外線、超音波を使って「目立たせる」。

この記事はカエルの体色についてでる。中国・西華師範大学などの研究者たちは中国各地の生息する102種のカエルの体色を捕食者の多さとの関係で調べた。結果は

捕食者がほとんどいないところに生息してるカエルの体色は目立つ色をしているのに対して、捕食者がたくさんいるところでは周囲の色に溶け込む目立たない色をしていることが分かった。

面白いことに目立つカエルの脳は目立たないカエルの脳と比較して大きいことである。仲間同士のコミュニケーションに使う脳機能が強化された結果なのかもしれない。

息づく夏:くま鉄の夏

今朝の新聞の記事のタイトルである。

「くま鉄」とは、「くま川鉄道株式会社(くまがわてつどう)は、熊本県人吉市に本社を置き、同市や球磨郡の町村と民間企業が出資している第三セクター鉄道会社である。」

この路線には19もの国指定有形文化財がある。これらの鉄道文化遺産には100年の歴史が刻まれている。

今回は多良木町(たらきまち)の農業用水路に架かる百太郎橋梁(きょうりょう)。開業当初に作られ、役100年に亘って線路を支えてきた。

木簡に35個の「九九」:奈良時代のものと判明

今日の新聞記事のタイトルである。

京都府京丹波市の鶴尾(つるお)遺跡で掛け算の九九が35個記載された奈良時代の木簡が見つかった。木簡に書かれて九九の個数としては最多。遺跡内には奈良時代の役所がありこの九九は早見表として使われていたという。

この木簡は長さ219ミリ、幅49ミリで表は「九九八十一」、「八八六十四」と9の段と8の段が、裏には7から5の段が墨で書かれている(画像)。

当時の九九は九の段から始まり、掛けられる数が一つずつ減っていた。数字を入れ替えた九九は省略されていた。従って当時の「九九」は45個(9の段で9個、8の段で8個….)のかけ算の表になっていた。

45個でなくて35個である。4の段以下は暗記できていた役人のもの。かな?

マイコープ文化とウマ

紀元前3700-3400年ごろにカフカス(コーカサス)山脈の北山麓にあるマイコープを中心に栄えた文化があった。マイコープ文化という。特に族長の墓として発掘された墓からはたくさんの埋葬品が見つかっている。

主なものを列記すつと:

金製のライオンや牡牛の像、金製のネックレス、そしてダイアデム、彫刻を施した銀製のカップ、ヒ素青銅の道具や武器、銀製の釘がついた青銅の刀は47cmの長さがあり鋭い刃をしている。

この彫刻を施した銀製のカップには複数のウマが行進している様子が彫られている。

   マイコープのウマ

マイコープ文化ではウマがたくさん出てくる。乗馬の習慣もここから生まれたのではないかと考えている研究者もいる。

 

ゼウスの由来

ゼウス (ΖΕΥΣ, Ζεύς, Zeus)の名前の由来は“天空”を意味するインド・ヨーロッパ語の共通の語源 dyeus で,雲・嵐・雨などの気象及び人間社会を司る神とされた。また、「輝き」という意味もあるという。この神はもっと古くバビロニア神話に由来するという説もある。そこでは天空の日の神はSiusと呼ばれ、これはギリシア語のZeusと共通の由来を持っている。ということはゼウスという単語はインド・ヨーロッパ祖語を話していた人々の単語に由来するということになる。

神話と星座(10):プレイアデスつまり「すばる」

プレイアデスはアトラースの娘たち(単数ではプレイアス)である。アルテミスの侍女をしていた。

ある日のことオーリーオーンは彼女たちを見て心を奪われ後を追い回していた。困り果てた彼女たちは姿を変えてくれるように神々に祈った。不憫に思ったゼウスは彼女たちを鳩に変え、それから星座にして天空に置いた。

 

神話と星座(9):オーリーオーンとおりおん座

オーリーオーンはホセイドーンの息子であった。美しい顔立ちの巨人でまた力強い狩人であった。

狩りの名手の女神アルテミスと一緒に暮らしていたが、そのことでアルテミスの兄のアポローンは彼女に注意を与えていたがアルテミスは一向に聞く耳を持たなかった。そこでオーリーオーンが頭だけ出して海を渡ってくるときに、アポローンはその黒いものを射てみるようにアルテミスに促した。アルテミスの矢はその黒いもnを射抜いてしまった。

アルテミスはそれがオーリーオーンであったことに嘆き悲しんだ。そしてアルテミスはオーリーオーンを星座の中においてやった。オーリーオーンは星座の中で今でも帯や剣や獅子の毛皮やこん棒を身に着けている

神話と星座(7):アリアドネーとかんむり座

ミーノース王の娘のアリアドネーはテーセウスがダイダロスの迷宮から逃れ出るのを助け、かれと一緒にナクソスの島に着いた。しかし彼女が眠っている間に置き去りにされてしまう。

アリアドネーが自分の運命を嘆き悲しんでいるとその姿をみとめたディオニューソスがそれを憐れんで自分の妻とすることにした。結婚の贈り物として宝石をちりばめた黄金の冠を贈った。

彼女が死んだときこの冠を大空の向かって投げるとこの冠を光を増しつつ上昇して行き遂に星になった。その星は冠の形そのままの姿で星座になった。