日本の唯物論者」の中で三番目に取り上げたのが、とみなが・ちゅうき(富永仲基)である。
大阪の裕福な商人のこどもで、地元の懐徳堂(かいとくどう)で朱子学を学んだ。新興商人階級の目で正統的な学問に批判的な精神で触れることができた。こんなことを言っている。
「仏道のくせは幻術、儒道のくせは文辞、神道のくせは神秘、秘伝、伝授にてただものをかくすがそのくせなり」(出定後語)
日本の唯物論者」の中で三番目に取り上げたのが、とみなが・ちゅうき(富永仲基)である。
大阪の裕福な商人のこどもで、地元の懐徳堂(かいとくどう)で朱子学を学んだ。新興商人階級の目で正統的な学問に批判的な精神で触れることができた。こんなことを言っている。
「仏道のくせは幻術、儒道のくせは文辞、神道のくせは神秘、秘伝、伝授にてただものをかくすがそのくせなり」(出定後語)