1月26日の日刊紙「しんぶん赤旗」の「たび街道を歩く」で柳生街道が紹介されていたことで思い出したことがあった。
この街道の奈良県側には沢山の石仏がある。その一つに地獄谷石窟仏がある。写真はここにある。彫像は線刻の仏像である。
「片手で歩く地図 奈良・大和路」(成美堂出版)の滝坂路・円成寺の項目にこの地獄谷石窟仏の解説がある。それには「薬師如来、盧遮那仏、十一面観音などがくっきりと線刻され、肌や衣紋などの彩色も良く残っている」と書いている。
「大和路散歩」(小川光三署:新潮社)ではしかしながらこの彩色について
「実は昭和二十年代のもので、終戦直後に来たときには、無知な人が拓本でも取ろうとしたのか墨でまっ黒に汚され、無残な姿になってきたのを、その後誰かが着色したものである。」と事実を記している。
