世界最大のディジタル・カメラ

通常のディジタル・カメラの撮像素子の大きさは大きくても35mmフィルム一コマ(35mmX24mm)の大きさだが、このディジタル・カメラの撮像素子の大きさは実に400mmX400mmの大きさがある。画像はここ

このカメラは天体望遠鏡のために特別に製作されたものである。これはPanoramic Survey Telescope and Rapid Response System (Pan-STARRS)と呼ばれたプロジェクトで三台の望遠鏡のために使う。このプロジェクトは地球に接近してくる小惑星を探すもので、定期的(月に三回)に全天をサーベイして移動天体を見つける。この計画では従来の検出限界の100倍も暗い小惑星を検出するとしていて直径300mより大きな小惑星が検出できるとしている。

2021年旧正月元日:二月十二日

今日はは立春、2021年の旧正月の元日は二月十二日である。

「立春正月」という言葉がある。「むかしは立春が元日であった」と誤解しているむきもある。

立春正月」は以前にもこのブログで取り上げたことがある。

たとえば、江戸時代の最後の暦である「天保暦」では
「歴日中、冬至を含むものを十一月、春分を含むものを二月、夏至を含むものを五月、秋分を含むものを八月とする。」(能田忠亮著「暦」(至文堂:昭和41年)。だから正月元日は立春の前後になる。これを「立春正月」というわけである。元日が立春の前になるのか、後になるのかは年による。