弁(わきま)える:「辨」、「辯」、「瓣」

これも今朝の新聞にあった記事である。

最近、問題になっている言葉に「弁(わきま)える」がある。その「弁」という漢字の意味である。

「弁」という漢字は元々あった「辨」、「辯」、「瓣」という漢字を一つに纏めた結果生まれた漢字である由。従っておおよそ三つの意味がある。

弁=「瓣」:「はなびら」のこと。花弁。英語の「バルブ」がはなびらに似ていたことから、「調節弁」と訳された。

弁=「辯」:「いいあらそう」で「弁解」。「話す」という意味で「答弁」。「関西弁」という使い道もある。

弁=「辨」:「わける」という意味で「弁別」。「こころえる」という意味で「わきまえる」が出てくる。

イエネコの狩りどう減らす?:「餌」「遊び」にカギ

今朝の新聞の記事のタイトルである。

1億匹のネコが飼われている米国の調査によればイエネコが野生動物を捕獲する数は1年で野鳥数十億羽、野生哺乳動物数十億~数百億匹にのぼる。非常に多い数である。

狩の画像

このようなイエネコの狩を減らすにはどうすればよいか?

英エクセター大学の研究者たちがこの答えを求めて調べた。その結果、餌に含まれるタンパク質を肉由来のものに限定した場合、研究対象としたイエネコが家に持ち帰る野生動物の数は36%減少した。また、ひもをつけた鳥の羽やネズミのおもちゃで1日5~10分間遊んだイエネコは25%の減少になった。

肉由来のタンパク質に含まれる微量な栄養素や遊びによるストレス発散が有効らしい。