少し遠出して宮沢橋付近まで散歩してみた。そのときの写真:
April come she will ツバメに託して?
Simon & Garfunkelに”April come she will”という曲がある。気に入っている曲の1つである。歌詞は以下のよう:
April, come she will,
When streams are ripe and swelled with rain;
May, she will stay,
Resting in my arms again
June, she’ll change her tune,
In restless walks she’ll prowl the night;
July, she will fly
And give no warning to her flight.
August, die she must,
The autumn winds blow chilly and cold;
September I’ll remember.
A love once new has now grown old
韻を踏んでいるところもあり、かなり詩的な歌詞である。このSimonの歌詞もよいがGarfunkelの声の質がこの曲にぴったりである。
Garfunkelの若い時の歌声はここにある。Garfunkelは声が出なくなってしまったが、最近カンバックして歌を歌っている。80歳を越えているが。その動画はここで見られる。
ところでこの曲を最初に聴いたときにはSimonはツバメに託してこの曲を書いたのではないかとおもった。四月に現れて九月には飛び去ってしまうわけで、これはツバメだなとと思った。多くのツバメはno warningで飛び立つことはしない。その春に生まれた若鳥を連れて巣の近くに来て別れの挨拶をして行く。そこは違うかな。
【読書】ボス猫メトとメイショウドトワ
古墳時代の鏃(やじり)
日本の古墳時代の鉄製の鏃がどのようなものか知りたいとおもい調べた。
「鉄から読む日本の歴史」(窪田蔵郎著)の中に大阪府黄金塚出土の鉄製の鏃の写真を見つけた(p.71)。総じて青銅製のものと比較すると実用的で鋭いものになっているという解説があった。その写真を見ると茎(柄)が一体として鋳造されたものもある。しかしこの茎が空洞であるものはないように見える。「考古学基礎講座ー古墳時代の鉄鏃ー」には古墳から出土した鉄鏃の系統分類がまとめられているが茎(柄)のあるものが多いが、その茎が空洞であるものはない。
茎(柄)を空洞にすることによって強力な矢を作れるはずであるが、技術的に難しかぅたのか、普及しなかったようである。
騎馬遊牧民と騎馬民族
乗馬の習慣は紀元前3000年ごろから始まるがこれはヒツジ(ヤギ)やウシそしてウマの遊牧農業を効率よく管理するためのものものであった。部族間の衝突にもウマに乗った戦士が登場する機会があったかもしれないがそんなに組織だったものではなかった。
一方スキタイなど紀元前1000年ごろおきた騎馬民族は騎兵による軍隊組織を持っていた。自らは生産組織をもたず、この軍隊組織による略奪によって大きくなっていった。言わば寄生国家であった。
この間に乗馬に関して何がおこったのか考えてみたい。
騎馬遊牧民が生きた時代は「青銅器時代」であり、「騎馬民族」は鉄器時代」である。軍隊組織としての騎馬隊の武器は弓矢である。青銅器時代の矢じりは石や鋳造された青銅矢じりであったがその柄は空洞になっていなく矢の軸に取り付けるためには軸を割いてそこに矢じりをはさみ紐などで固定する方式をとった。これでは強い矢は作れない。一方鉄の矢じりは鋳造でしかも柄は空洞であり鏃で茎(軸)を包むようにでき、強力な矢だできた。しかも量産の規格化された矢が作られた。弓にも進化があった。騎馬遊牧民時代の弓は1メートルから1.5メートルの長さがり馬上で扱う上では不便であった。鉄器時代になるともっとコンパクトな複合弓(キューピットの弓)が作られるようになり、馬上で効果的に弓矢を扱えるようになった。これらの武器から見た変化である。
一方イデオロギーの変化も必要であった。軍隊組織のなかの騎兵は「一将、功成って万骨枯る」のように消耗品であった。これはそれ以前の英雄時代の騎兵とは精神の面でちがっている。この転回を可能にしたものは強力な王権なのかもしれない。
瑞鳳殿の紅葉
12月に入って紅葉の最後かなと思い瑞鳳殿に行ってみた。
紅葉(続き)
「Vフォー・ヴェンデッタ(V for Vendetta)」を観る
「Vフォー・ヴェンデッタ(V for Vendetta)」を観た。
近未来の英国で全体主義に抑圧されている人々に異議申し立てに立ち上がることを教える仮面の謎の男V。その契機に11月5日の英国の伝統的な祭りガイ・フォークス・ナイト(Guy Fawkes Night)を選ぶ。このあたりが象徴的である。
英国では11月の祭りとしてガイ・フォークス・ナイトがあるが近年ではハロウィーンの影になっているという。元々ガイ・フォークス・ナイトはプロテスタントとカソリックの間の宗教的対立の中で即位したプロテスタント王ジェームス一世(1603年即位)が定めたものという。その前日にこの王の即位を阻止するためにガイ・フォークスは議事堂に爆弾を仕掛けたが露見していしまう。これは多少アナキーであるが異議申し立てである。
原題のvendettaはインド・ヨーロッパ語由来の言葉で「教え」を意味するという。映画の主人公のVはその教えを広めるために現れた。ヒロインのイウイーはその教えを引き継ぐ一人である。
この映画の詳しい情報はここにある。
「桂」の残り葉
飛行機雲二題
秋は飛行機雲がよく出る。そこで飛行機雲を撮った写真を載せる: