Pythonでマクロ:LibreLogoで日本語プログラミング(2)

もう一つ実例を考える。

【実例2】


TO sugata nagasa
  REPEAT 2 [
    FORWARD nagasa
    LEFT 120 ]
  HOME
END

TO kame nagasa
  kakudo = 0
  REPEAT 6 [
    sugata nagasa
    kakudo = kakudo + 60
    RIGHT kakudo  ]
END

PENCOLOR “black”
HOME
kame 200

日本語化すると:


やるべきこと sugata nagasa
  繰り返し 2 [
    前へ nagasa
    左へ120 ]
  定位置へ
記述終わり

やるべきこと kame nagasa
  kakudo = 0
  繰り返し 6 [
    sugata nagasa  ;やるべきことsugata実行
    kakudo = kakudo + 60
    右へ kakudo  ]
記述終わり

ペンの色 “black”
定位置へ
kame 200 ;やるべきことkame実行

HOMEは「定位置へ」とした。インデントを使うと少し見やすくなる。

【結果の描画】

カメの描画

粟(アワ)と吉備(キビ)そしてMillet

紀元前4000年ごろの金石併用時代のウクライナ周辺の考古学の本(英文)を読んでいると出土した陶器の破片に穀物の種による圧痕があり当時の栽培植物が推定できるという記述によく遭遇する。その栽培植物の一つにMillet(英語)がある。このMilletは英和辞書では①アワ(粟)、②キビ(吉備)となっている。併記されている学名がPanicum sativumとなっていることからこの植物はキビであることがわかる。

キビはインド原産であるが、アワは中央アジア、インド亜大陸などが原産地となっていてキビ以上に人類の食料として重要であったことが示唆されている、古代中国では北の地方ではアワが主食であった由。「米」という漢字も本来はアワを示す文字であったといわれている。米は華南のものであった。西から来た「米」が粟だったのかもしれない。

 

ノーベル医学・生理学賞:温度と触覚の受容体発見の2氏

今朝の新聞の記事のタイトルである。

熱いものに触ると熱く感じたり、ものを掴むとものの感触がえられるのは神経細胞の末端にその刺激を感ずる受容体があるからである。

今年のノーベル医学・生理学賞はこれら受容体を発見したデービット・ジュリアス米カリフォルニア大学教授と米ハワード・ヒューズ医学研究所のアダム・バタフーティアン博士が受賞した。

基礎的な研究が受賞したことは大変に喜ばしいことである。

 

ウシにシマウマ模様を描いてみた

今朝のラジオの地方ニュースである。

仙台にあるウシの放牧場で放牧しているウシに蝿などが集るのを減らす試みとして放牧しているウシに顔料でシマウマのような縞模様を描いてみた。

虫を追い払う仕草の頻度は模様を付けていないウシと比較すると7割程度減少するという結果になった由。有効らしい。ただ同じ実験の二回目ではこの値は3割と落ちてくる。虫も学習しているのかもしれない。

因みのシマウマの縞模様は多くの人の興味を引くらしくその効果については実に多くの説がある。詳しくはここを参照してもらいたい。

大英博物館:北斎の「失われた作品」初公開

今朝の新聞の記事のタイトルである。

葛飾北斎の特別展が30日から大英博物館で始まる。北斎の「失われた作品」と言われた未公開作品100点余りが世界で初めて公開される。北斎の未出版の図鑑「万物絵本大全図」の下絵(版画になる前の絵)103点が中心となっている。

展示作品の一部(大英博物館)

展示作品の一部(大英博物館)

ギルガメシュ叙事詩の粘土板:30年ぶりイラクへ帰還

今朝の新聞の記事のタイトルである。

メソポタミア文明を象徴するギルガメシュ叙事詩の粘土板が30年ぶりに郷土のイラクに帰還されたというニュースである。

この粘土板は元々イラクの博物館にあったものであるが、湾岸戦争のときに盗難にあった。幾多の変遷を経て米国ワシントンの博物館に持ち込まれた。

返還式ではイラクのフンマーディ文化相は「イラク社会に自尊心や自信を取り戻したに等しい」と語った。

このギルガメシュ叙事詩は紀元前1500年ごろのもので人類最古の文学と考えられている。

 

中秋の名月

今日は仙台は快晴で、月がきれいに見えた。明日は「中秋の名月」の夜である。

「中秋の名月」は旧暦の8月15日に見る月のことである。これを「芋名月」と言ったする。旧暦の1日が新月でそれから15日たった月であるのでほぼ満月であるが必ずしも満月と一致するわけではない。

今年の「中秋の名月」は8年ぶりの満月の由。

旧暦の9月15日は「豆名月」である。

小惑星クレオパトラ:犬が大好きな骨のような形

今朝の新聞の記事のタイトルである。欧州南天文台(ESO)は南米チリにある超大型望遠鏡(VLT)で小惑星クレオパトラ(地球から2億キロにある)の形を調べこの形は犬が大好きな骨のような形になっていることを明らかにした。

画像はここ

櫛刺し団子(二個の)のようになっていて端から端まで270kmである。密度が低いことからクレオパトラは別の小惑星どうしの衝突でできた小物体が集合してできた可能性も示唆されている。

 

ASOP(ヴァージョン1.30)を使ってみる

ASOP(Alternative Script Organizer for Python)をヴァージョン1.30にアップしたので改めてこのユーティリティーの使い方を纏めておく。

LibreOfficeのPythonでマクロを作るとき役に立つ。このユーティリティーはここで詳しく触れた。

【新規にマクロを作る作業】

LibreOfficeのCalcの「ツール」->「マクロ」->「Pythonスクリプトの管理」を選択する。ASOPの管理窓がでる。ライブラリー:マイマクロ内に新規にマクロを作るとする。管理窓のメニューから「モジュール作成」を選択し適当なモジュール名を入れる。そのモジュール名を選択してメニューから「編集」を選ぶとモジュールのテンプレートがエディター画面に現れる。その画面上でマクロを新規に作り文字コードutf-8で保存する。これで新規マクロが作成された。

このモジュール内に作られたマクロのASOP下でのデバックは以前に説明した。