核兵器禁止条約発効きょう一年:核なき世界へ流れ大きく

今朝の新聞の記事のタイトルでる。

核兵器禁止条約が発効していたら22日で1年を迎えた。批准した国は59カ国に達した。締約国会議へのオブザーバ参加を表明した国々はスウェーデンを初めとして10カ国に拡がっている。

【追加】

23日の新聞には全米市長会議提案者アイオワ州デモイン市長T・M・フランクリン・カウニー氏へのインタヴューが掲載されていた。その中で氏は

「『核抑止』という考えは救いがたい思い込みである。……より多くの核兵器を展開すれば、核戦争が行われる可能性はより低くなるーという狂気じみた前提に基づいている。」と指摘している。

 

日本馬術連盟(JEF)公認馬場馬術課目

乗馬クラブの中に日本馬術連盟(JEF)公認馬場馬術課目のA2課目のライセンスを持っている人やライセンス取得に挑戦してる人がそれなりいる。このA2課目がどうような位置づけにある課目なのか調べてみた。

日本馬術連盟の現在の課目は平成25年に改定になったもので

Aコース(A1, A2, A3, A4, A5)

Lコース((L1, L2)

Mコース(M1, M2)

Sコース(S1, S2)

と難易度の順に4つのコースがある。Aコースはこれもほぼ難易度の順にA1,A2,A3,A4,A5の5つの課目が設定されている。各コース、課目の詳細はここにある。

AコースA2課目が最初に述べた「A2」課目である。A2課目の詳細な解説はここにあり、A3課目の解説はここにある。どちらも同じ著者であるが丁寧な解説でとても役に立った。

A1課目は日本乗馬倶楽部の3級に相当するように思えた。AコースはJEFの競技会では実施せず、要綱では「経験の浅い人馬の教育のために積極的に活用していただきたいと考えております」とコメントしている。

筆者にはAコースで十分であるが、Aコースの中では印象としてA3課目が左右の駈歩を数歩の常歩を入れて切り替える(シンプルチェンジ)が入っていて面白い。

 

トンガ「津波」は大気中を伝播したソリトン?

日本で観測されたトンガ「津波」は海面を伝播してきた津波以外に大気を伝播してきた大気圧変動が重なって海面の上昇をもたらしたと考えられている。

不思議なことにトンガと日本との間にある領域では大した津波を観測していないところもある。海面を伝播してきた通常の津波に対して大気を伝播してきた大気圧変動がかなり狭いものであったことを窺わせる。この変動はソリトン(粒子波)だったのかもしれない。

与謝蕪村の句(6)

○たんぽぽの
わすれ花あり路(みち)の霜 蕪村

蕪村にはたんぽぽを詠んだ句が多い。

○裾(すそ)に置(おい)て
心に遠き火桶(ひをけ)かな 蕪村

火桶を手元おきながら遠くをぼんやり眺めている。

○鋸(のこぎり)の
音貧しさよ夜半(よは)の冬 蕪村

音がなおさら冬の寂しさを強調している。

オミクロン株は生まれるべくして生まれた

ウイルス学には素人だが

「オミクロン株は生まれるべくして生まれた」という印象を強く持っている。この突然変異が優勢になり従来のものに置き換わるタイミングとその勢いを見るとその印象は強くなる。

ワクチンの普及により従来株は繁殖を抑えられてしまった状況でそのワクチンに耐性を持つ突然変異が生まれたとしたらこの突然変異は増殖に極めて優位な立場を得ることになり大増殖をする。これがオミクロン株だと思う。

このようなワクチンに耐性を持つ突然変異は以前にも生まれてきていると思われるがワクチンが普及していない状況では従来株に対して優位な立場になかったので消滅してしまっていると考えられる。オミクロン株の大増殖はワクチンの普及によって引き起こされたものと言えるのではないか。

因みに現行のワクチンがオミクロン株に対して効かないのではないかということはオミクロン株の拡大の初期には指摘されていた。例えば、「東京都 オミクロン株感染者 約7割はワクチン2回接種済み」(2022.01.05) 。しかし何故か最近ではこの種の統計データに触れたニュースは全く無くなってしまった。

このような状況でなにをすればよいか?

  1. オミクロン株にも有効な新しいワクチンを開発する動きがある。これはよほど慎重にしないと「イタチごっこ」になる可能性がある。新たな突然変異による大感染になりかねない。しかもその新種がどのような性質を持つことになるのかは全く予測不可である。
  2. 幸いオミクロン株は従来株と比較して「重症化」の割合が低いと言われている。また、現行のワクチンも「重症化」を弱めると言われている。さらに従来株も含めて感染者が獲得した免疫は新たな感染予防に極めて有効であると言われている。
  3. まずは感染者のなかの「重症化」の割合を下げること。それには「重症化」に陥りやすい社会層に対して有効な対策を講ずることである。
  4. 「重症化」の割合が低いといっても感染が急拡大すると重症者は増加して医療逼迫を起こす。感染の急拡大を起こさないような感染対策を採って感染をコントロールする。
  5. このようなウイルスとの共生の実現は長い時間を必要とするだろう。それに耐えうる社会構造の変革やその影響を強く受ける社会的弱者に対する施策が必要になる。

核禁条約実践特別な責任:原爆生誕の地から表明

今朝の新聞の記事のタイトルである。

米西部ニューメキシコ州を管轄するカトリックのジョン・ウェブスター・サンタフェ大司教が11日核兵器を開発するロスアラモス研究所を抱える大司教区として、「核兵器禁止条約を支持するだけでなく、米国も含めて条約の積極的な実践を促す特別な責任を負っている」と表明した。

バチカンは「核抑止力」論を肯定する立場を転換し、核兵器禁止条約の成立を推進し率先して署名・批准したと紹介している。

与謝蕪村の句(5)

○古傘(ふるがさ)の
婆裟(ばさ)と月夜の時雨哉 蕪村

「婆裟」という擬声語が大変面白い。

蕪村による注:「月婆裟と申事は、冬夜の月光などの木々も荒蕪いたる有りさまに用ひ候字也。・・・・ばさと云響、古傘に取合いよろしき歟と存候」

カクと拍車(はくしゃ)

蕪村の句にこんなのがある:

○雪の戸に
格(かく)を当(あて)ゆく木履(ぽくり)かな 蕪村

この格(カク)である。脚注には「格を当=鐙の具(カク。細い金具)で馬のわき腹を蹴り、速く走らせること。」とある。和式馬術で使ったもの。実物を見たことばないが、拍車と同じ機能を持っているように思われる。

句の意味は

雪を噛んだ木履を戸にトントンと当てて落としているよ

 

元日と立春

2022年の陰暦の元日は二月一日である。

一方立春は二月四日であるので今回は二つの日にちがかなり接近している。

「年の内に春はきにけりひととせを 去年(こぞ)とやいはむ今年とやいはむ」(在原元方)

このようには辛うじてなっていない。

内田樹:書架の効用

今朝の新聞の「読書」欄の記事のタイトルである。

氏は書架に1万冊ほどの本をもっているが、読んでない本が8割かたあるという。その理由である。

「友人たちが読まなければならないと思っているのだが、まだ読んでいない本」である本を並べるのこの規模にあるらしい。