VMWare(ホストマシンはwin10)の仮想マシンとして超漢字4をインストールした経緯をこのブログでも紹介した。ここではその続報としてネットワーク接続の顛末を書く。結果的には成功しなかったがおぼろげながら理解できた部分を記録として残す。
VMWareのしたにある仮想マシンがインターネットなどのネットワークを利用する仕方には基本的に2つある。1つ」はブリッジ、もう1つは仮想ネットワーク(NAT)を使う方法である。
(1)ブリッジ
仮想マシンはホストマシンが持っているネットワーク・デバイスを直接使いホストマシンの外の世界とつながる。ホストマシンが実際に使ったいるデバイスを使い、ネットワークの設定もホストマシンのそれでよい。ただし仮想マシンにはそのデバイスのドライバーソフトがインストールされている必要がある。仮想マシンが最近のOSである場合は「自動検出」でよい。この点で超漢字4は不可。
(2)仮想ネットワーク(NAT)
ホストマシンの内部に仮想的なネットワーク(VMnet8)が構築され仮想マシンはそこにつながれる。ホストマシン自体もその構成員の1つ。このネットワークにはDHCPサーバもあり、ゲートウエイもある。このゲートウエイはホストマシンのネットワーク・デバイスとつながっていて外部世界とつながる。ホストマシン(Win10)のこのネットワークへの接続状況はwin10で「設定」-> 「ネットワークとインターネット」->「ハードウエアと接続のプロパティー」でわかる。ネットワーク設定はDHCPを使う。固定IPにするには既定値に注意。ホストマシン(.1)、DHCP(.254)、ゲートウエイ(.2)。
この仮想ネットワークで使う仮想ネットワークデバイスはここに詳しい説明がある。仮想マシンはこのデバイスに対するドライバを使ってネットワーク接続をする。Win10やLinuxでは既存のドライバで対応できるものがあり、さらにVM-Toolsとして最適なドライバが使えるが、超漢字4では既存のドライバでは対応するものはない。
ということで残念ながら超漢字4のネットワーク利用はこのままでは無理ではないかと思われる。