泥縄窯(どろなわかま):名前が面白い

今朝の新聞の「ひと」欄には、タイトルのような面白い名前の窯で焼しめで陶器を作っている中島浩文さんが紹介されていた。

陶器の町佐賀県武雄(たけお)市でその泥縄窯の窯元として釉薬(うわくすり)を使わない焼し締めという方法で陶器を製作している。焼き締めの面白さは「窯を開いたときに、思いかけないものができていることがある」と語っている。

東北大学片平キャンパス周辺のメタセコイア

米ヶ袋の広瀬川の岸辺近くには珪化木となったメタセコイアが沢山見られる。下の写真はその一つである。近くにある説明板によると約300万年まえに大量の火山灰に埋もれたメタセコイアである。

珪化木となったメタセコイア

片平キャンパスには沢山メタセコイアが植えられている。下の写真は旧理学部生物棟近くに植えられたメタセコイアの大木である。

旧理学部生物棟のメタセコイア

右の建物が旧理学部生物棟(通称赤レンガ)である。このメタセコイアは嘗て米国から東北大学に贈られた三本の苗木の一つの成長したすがたと思われる。

構内にはメタセコイアが並木に植えられているとことが幾つかある。下の写真は構内北門近くにあるメタセコイアの並木である。

メタセコイアの並木

近くにある案内板の説明によればこの並木は前の写真の旧理学部生物棟にあったメタセコイアから挿し木として移植されたものである。メタセコイア(あけぼの杉)と書いてあった。

メタセコイア発見から80年:身近な「生きた化石」

今日の朝刊のコラム「気になるサイエンス」の記事のタイトルである。

仙台にはメタセコイアの木が沢山生えている。

東北大学川内キャンパスにあるメタセコイアの並木

このメタセコイアは現生種より化石が先に発見された。発見者は三木茂博士。いまから80年前のことである。博士は約1千万年前から100万年の地層で後にメタセコイアと命名される針葉樹の葉付き枝や球果の化石を発見し、これが現生のセコイアやスマスギの仲間と違う特徴を持っていることを確認。今は絶滅した「未知の植物」であるとしてメタセコイアと命名した。後に中国で現生種が発見され日本にも導入された。

三木博士が教鞭をとっていた大阪学芸大学(現在の大阪市立大学)の植物園はメタセコイアの日本のメッカである。

LibreOffice7.1を使ってみる

PowerPCのMacで使えたオフィス系のフリーソフトにLibreOffice4.0があった。そのMacを諦めてwindowsに移行した。LibreOfficeで作った資料も移行したがwindowsにあるMicrosoftのオフィス系のソフトでこの資料が読み込めないことが判明。

その対策としてLibreOfficeの最新版ではMicrosoftへの対応が改善されているかもしれないと思い、windowsにLibreOfficeの最新版7.1.2をインストールして使ってみた。

結論から言うとLibreOfficeの最新版は非常によくできていて、MicrosoftのOfficeは全く必要ない。

最近のMicrosoftのOfficeはLibreOfficeのデータを読み込めるようになっているという。互換性の面でもLibreOfficeの使用には問題なした。

LibreOfficeは

  • Writer:文書処理
  • Calc:表計算
  • Draw:図形描画
  • Math:数式表示処理
  • Impress:プレゼンテーション
  • Base:データベース

の6個のソフトウエアからなっている。特にWriter, Calc, Draw そしてMathの間のシームレスな統合処理は印象的である。さらにマクロ処理にPythonも使えることは面白いと思った。

簡単な統合処理の例を以下に示す:

Libre_sample

 

黒部・立山関連の文庫本

黒部立山アルペンルートの開通の記事を読んでいたら、以前かなり熱心に黒部立山関連の本を読んでいたことを思い出した。本棚を眺めて見つけたのが以下の文庫本である:

  • 「黒部渓谷」(冠松次郎著:平凡社)

黒部渓谷に本格的に人の手が入るまえの渓谷を跋渉した記録である。大正から昭和初期の黒部渓谷の様子がわかる。

  • 「劔岳 点の記」(新田次郎著:文春文庫)

劔岳山頂に三角点を設置する目的で未踏峰の登頂を遂げた測量員の物語。

  • 「高熱隧道」(吉村昭著:新潮文庫)

黒部第三発電所建設に必要な軌道トンネル・水路トンネル掘削は温泉湧出地帯の難工事であった。昭和11年ごろの話。

「黒部の太陽」(黒部第四発電所)も読んだが興味が持てず文庫本は手放してしまった。

広瀬川河川敷のハナモモ

昨日(4月18日)は雨もあがり、青空がみえたので近くの米ヶ袋の広瀬川河川敷にあるハナモモの様子を見に行った。ご覧のように赤い蕾は大分大きくなったが開花までは後数日はかかるかなという状況だった。

広瀬川河川敷のハナモモ(4月18日)

AppleMailからWindowsのSylpheedへの移行

使用を諦めたMac Miniのメール(AppleMail)の受信したメールとアドレス帳をWindowsのメーラーSylpheedに移動させたときのメモである。

このMac Miniは時代物でAppleがIntelプロセッサへの切り替えを行った2006年以前のPowerPCプラットフォームの最後に近いG4を使ったMacである。このMacとWindowsはSmbaでファイル共有が実現されており、これを使ってデータの移動をした。

  1. メール本体の移動:AppleMailを開き受信箱を選択、メールボックス・メニュの「メールボックスをアーカイブ」を選択する。実行するとINBOX.mboxという名前のファイルができる。これをWindowsへ転送する。Windowsのsylpheedを開き「メールのインポート」を開き、メールの保存形式としてUNIX(mbox)を選択して実行する。
  2. アドレス帳の移行:Macのアドレス帳を開き、環境設定でvCardのヴァージョンが3.0であることを確認する。「アーカイブへの書き出し」->「vCardへの書き出し」を実行。VCardという名前のファイルができる。これをWindowsへ転送する。Sylpheedのアドレス帳を選び、VCardホルダの下に新規のホルダを作る。転送されたvCardファイルをそこに展開する。

Windowsと異なりMacではファイルはファイル本体とそのファイルの属性を記述したファイルの二本立てであることに注意すること。例えばvCardファイルはその属性ファイル_.vCardからなる。

壁と空:見事な対比

今朝の新聞の記事のタイトルである。

「立山黒部アルペンルート」が15日に冬季閉鎖を終え全線開通したというニュースである。

全線開業50周年を迎えた今年の開通の日は晴天で、室堂(海抜2400メートル)では雪壁が聳え立つ「雪の大谷」が出現。青空との見事なコントラストを演出した。画像はここ

ダンゴムシをペットに!?:長崎「世界のダンゴムシ展」

今週の日曜版の記事のタイトルである。

以前このブログでもダンゴムシの歩様について触れた。

そのダンゴムシを集めた展示会が長崎バイオパークで開かれている。19種類ものダンゴムシが展示されている。ダンゴムシの成虫は7対14本の脚を持ちエビやカニに近い。

われわれが身近に見かける黒いダンゴムシは「オカダンゴムシ」と呼ばれるもので世界中にいる。ペットとして人気なのは透き通った白色で「マジックポーション」という品種。「ボルネオコブコシビロダンゴムシ」は胸部後方にコブがある。「ジェストロダンゴムシ」(イタリア)は点々がいっぱいあるダンゴムシである。

ところでダンゴムシの歩様であるが、7対14本の脚を同様な順序で動かして歩くのか、これが問題である。左右対称に脚を持つ生き物の歩き方には対称歩様と非対称歩様がある。このことの詳しい説明はここ。馬を例にとると馬の速歩は対称歩様であるが駈歩は非対称歩様である。ダンゴムシも左右対称な脚を持つのでこの歩様の問題が出てくる。ダンゴムシは非対称歩様らしい。