東北大学片平キャンパスにある大学放送の敷地内の紅葉が見ごろかなと思って行ってみた。写真も撮ってみた:


その他の写真はここにある。
処理の実際を述べる:
上図は楕円スポットを1つ設定した状態を示している。この楕円スポットには周囲に4つのハンドルと中心に1つの小円がついている。周囲の4つのハンドルはスポットの拡大・縮小・変形に使われる。中心の小円は極めて重要な小円で以下の処理の参照点となる(小円の大きさも変えられる)。上の例では電線のイメージの中心にこの小円の中心を合わせる(なぜならば電線が処理の核心だからである)。
(1)「カラー機能のスコープ」:中心の小円からどの程度の距離まで実際の処理をするのか?(もちろんスポットの外にでることはない)。この値を大きくすると処理領域は大きくなる。
(2)「⊿Eースコープの閾値」:参照点と離れた点の色空間上の距離⊿Eがある閾値より小ならば実際の処理領域に入れる。そうでなければその点は処理領域にいれない。そのような閾値の値の設定である。この値を小さく設定すると参照点と極めて類似な色だけをもつ領域を処理領域として設定できる。この値が大きいと処理領域が大きくなる。
(3)スポット内とスポット外がシームレスに移行するようにスポットの境界での取り扱いを決める。そのためのパラメタとして「境界値」、「境界値の減衰」がある。この「境界値」の最大100にすると境界での移行が全く考慮されていない処理となる。
(4)以上のパラメタを調整して実際の処理領域を決める。その時点での処理領域のレヴューは「スポットの機能を追加」で最低1つの処理を選択し(今の場合は「色と明るさ」を選択)「⊿Eのレヴュー」ボタンを押すと見れる。処理領域が空色で示される。上図のスポットで電線を覆うように領域が設定されていることがわかる。
(5)「色と明るさ」で電線の周囲の明るさと色に変更すると電線は消える。
(6)このスポットが複数個設定できるので電線に沿ってスポットを重ねて行く(こまめにスポットを重ねたほうがよい)。
以上の処理で何とか電線を消せた。
村田町の布袋まつりの写真を撮ったが生憎と電線がくっきりと映ってしまった。
そこでRawTherapee5.9を使ってこの電線を除去することにする。まず結果を示す:
行った詳しい操作は別に述べるが、RawTherapee5.9の局所処理は処理を加えるべき画像の領域を手作業を排してあくまでもアルゴリズム的に決めているのが特徴である。その局所処理の設定パラメタの詳しい説明はここにある。
Raw Therapeeに欠けているローカル処理を追加した画像処理にARTがある。a folk of Raw Therapeeと自任しているようにローカル処理以外はRawTherapeeそのものである。そのローカル処理を使ってみた。
ローカル処理は画像の限定した領域にのみ処理を施す。限定の仕方は
(注)多角形のエリアはマウス左クリック+コントロールキーで頂点を設定。
の4つがある。一つの画像に対して複数枚のマスクレイヤー(マスクを設定する層)が設定できる。
マスクをかけた領域に施せる処理は
の4つである。
実例
小屋の中の猫が暗くで目立たないことと小屋の上の猫をもう少し暗くしたい。
小屋の中を中心としたエリアマスクを設定しカラー/トーン補正を掛け小屋の中を明るくする。別のマスクレイヤーで小屋の上の猫を中心に領域をエリアマスクとしカラー/トーン補正で明度を少し落とす。このようにここでは2個のマスクレイヤーを使う。
加茂人(かもびと)の
火を燧(キル)音や小夜鵆(さよちどり) 蕪村
買い物び行くバスの中から良覚院丁周辺のきれいな紅葉が見えたので昨日はカメラ持参で行ってみた。
瑞鳳殿が近くなので秋の様子を見に行った。
紅葉も少し見られるようになった。オリエンテーリングの中学生たちなどそれなりに人の流れがあった。
東北大学片平キャンパスの構内にはプラタナスの木が沢山植えられているが、実を付ける木は一本しか知らない。昨年、その実を被写体にして写真を撮ったが枯葉の時期のものだった。今年は少し早めに写真を撮った。葉がまだ緑の時期のプラタナスの実である: