win7からwin10へのアップグレード

5月の連休の前半は懸案であった我が家のPCをwin7からwin10にアップグレードした。その記録である。

  • Media Creation Toolによるアップグレードを試みるが直ぐにエラーが出てしまう。そのエラーはかなり頻繁に起きるエラーらしく様々の要因によるとされる。エラーの原因を特定することはほぼ不可能。
  • win10用のISOファイルを使うことにした:

(1)windowsマシンからこのファイルを取得しようとすると、必ずMedia Creation Tool経由になる。そこでMacマシンを使ってISOファイルをダウンロードした。

Win10_21H2_Japanese_x64.isoというファイルで5.6GBとかなり大きなものである。

(2)このファイルを展開するわけだがサイズが大きいのでDVDには書き込めずUSBをつかった。USBのフォーマットはNTFSにする。

(3)このUSBへの書き込みはuniversal-usb-installerを使った。

(4)このUSBでPCをブートするとwin10のクリーンインストルができるがこれは目的の作業ではない。win7を立ち上げてこのUSBの中身をみる。Setup.exeというファイルがある。これを実行する。これでアップグレードが始まる。

  • 作業の途中でwin7の中のアプリおよびユーザファイルを引き継ぐかどうか聞かれる。win7の中に古いアプリがあるとアップグレードの最後で作業が中断されるのでそのそのようなwin7ではユーザファイルだけを引き継ぐようにする。
  • win10にインストールの最後に既存のアプリの更新作業がある。これでアップグレードは終了である。

町のスキマ植物:タンポポ:実は奥が深い

4月18日付の新聞の記事のタイトルである。

樹木医の瀬尾一樹氏による連載記事の一つである。

日本に自生するタンポポは亜種や変種を含めると約30種類ぐらいになる。多くがセイヨウタンポポなど外国から来たタンポポや在来種との雑種であるといわれている。

タンポポの茎をちぎると白い汁が出てくる。これは天然のゴム成分で虫などの食害から身を守る働きがある。このお陰で虫食いのタンポポなどない。

綿毛(めんもう)になったタンポポの花は背丈が花より高くなる。花が終わったら急速に茎が伸びて、花より高い位置で綿毛が開く。これは面白い。写真を撮ってみたい。

タンポポの綿毛と花(2022年5月)

春告げる大鷲:岩手

今朝の新聞の記事のタイトルです。

雪解けが進んた岩手山の山頂付近に大鷲(おおわし)が羽を拡げた形がくっきりと現れた。

写真はここ

今年の出現はほぼ例年通り。里では春を告げるこの大鷲の出現で農作業の開始の目安としてきたいう。

この大鷲の出現は典型的な「自然暦」の一つであるが、有名な例は長野・安曇野から見える常念岳(じょうねんだけ)の中腹に現れる「常念坊」だろう。

写真はここ

黒染めの袈裟を着た坊さんの形である。

中古ノートPC:dynabook Satellite B554/L

ひょんなことから表記のような中古ノートPC:dynabook Satellite B554/Lを入手した。中古とはいえ我が家で使っている現役のデスクトップと同等かそれ以上のスペックを持っている。

OSはwindows10が入っていたのでそのまま使うことにした。

追加したことと注記しておきたいことを列記する:

  • メモリーを4GBから8GBに増設した。
  • パスワードなしの管理者ユーザが登録されていたのでパスワードを付けた。コマンド:netplwizを使う。
  • 追加したアプリケーション:

Rawtherapeeーデジタルカメラで撮ったRAWデータを閲覧・加工する。

gimp, Inkscapeー画像のレタゥチ及び描画のオープンソフトウエア。

LibreofficeーOffice系のオープンソフトウエア。

Pythonー最新のPython3.10.4を入れた。パッケージで対応していないもの(wxPython)があり、snapshot-buildsから入手した。またPython本体を多数で使う設定でwindowsのpathの記述のテキスト長に問題が起きた。windowsのレジストリー・キーを変更し解決。

Live Texー今まで使っていたwinshellに代わりに新規にLive Texを入手した。

 

気候危機の科学①:計算機の中に「仮想地球」

今朝の新聞の記事のタイトルである。

地球大気のコンピュータ・モデルの話である。

真鍋淑郎(しゅくろう)氏(プリンストン大学・ノーベル賞受賞者)は一次元モデルから初めて全地球規模の3次元大気モデルを作ることに成功した。そしてこのモデルで大気中の炭酸ガスの濃度を300ppm(ppm:100万分の1)から150ppmに減らしたばあいや600ppmと増やしばあいの地表付近の温度変化を求めてみた。これで炭酸ガスの濃度が地表近くの温度に及ぼす効果を定量的に見積もることができるようになった。

なぜ炭酸ガスか?地球に降り注ぐ太陽の光は可視領域にピークを持つ(太陽は表面は5500度程度の温度を持つ)一方地球の表面は15度程度なのでそこから放射される光は赤外線が多い。炭酸ガスは太陽の光にたいしては作用しないが地球からの赤外線を大きく吸収する。その結果地球の大気の温度を上昇させる。

コンピュータ・モデルの精度は?これは予測精度で検証すればよい。数値予報は「10日先の予報ができるようになってきた」(増田善信元気象研究所研究室長)。この限界が気象システムの強い非線形性によるカオスであるとすると限界は原理的なものである。そう言えばカオス現象を初めて見つけたローレンツも気象学者である。一方物理素過程の理解不備によることも考えられる。物理素過程で難しそうなのは地球大気で起きる乱流の取り扱いのような気がする。

しかも乱流は熱を運ぶ。三次元モデルで乱流がどうように扱われているか気になった。

 

水田活用交付金カット:転作に協力したのに赤字の危機

最近新聞で眼にした記事のタイトルである。

政府は米の転作補助金である「水田活用直接支払交付金」を大幅にカットしようとしている。この交付金は水田の作付けを主食用米から飼料用米、飼料トウモロコシ、麦、大豆、ソバ、ナタネなどの畑作物に転作した場合に補助金を交付するもの。

この制度に協力して転作に応じた農家が増えてきたことから政府はさまざまな条件を付けてこの補助金をカットしようとしている。条件の一例を挙げる。

  • 畑作転換の場合、今後5年以内に水稲に一度も戻さなければ交付金の対象からはずす。

これに対して長野県の一農家の経営者は「30ヘクタールの水田をソバが育つ土壌にするために何年も努力してきた。ソバ畑を5年に一度水田に戻すなど机上の空論だ」と怒っている。

全く農業を知らない役人が作ったカット案である。

食料自給率の向上・食料主権の確立、農業の経営を支える支援策という視点が欠落している改定案である。