宇宙はセルオートマトン

宇宙は一様等方であるといわれている。これは宇宙のどこに行って同じような風景が見られるし、どの方向を見ても同じような風景が見えるということである。これから宇宙のいたるところで同じ物理が成り立つことが分る。このような宇宙でのパターン形成の問題を考える。宇宙には銀河、星、生命、人間など様々なレベルでパターンが存在するが、宇宙のいたるところで同じパターン形成のメカニズムが働いているはずである。このもっともシンプルなものがセルオートマトンである。

こんなことを考えていた。既にこのような発想があることがわかった。例えばこれである。

宇宙は一様等方であるが、揺らぎが存在する。例えば宇宙背景放射は宇宙初期に揺らぎがあったことを示している。この揺らぎがパターン形成の種である。この揺らぎのお陰で宇宙では至るところで同じパターン形成機構が働いているにも拘わらず、あるとことには銀河が形成されるし、あるところには生命が誕生するし、あるところには人類が誕生する。

「世界のことばアイウエオ」(黒田龍之介著)8

「サ」、「シ」では

サーミ語
サンスクリット語
ジャワ語
シャンハイ(上海)語
シンハラ語

が紹介されている。サーミ語は小さな言語でラップランド(フィンランド、ノルウェー、ロシア、スウェーデン)の先住民サーミ人が話す言語である。

 

「世界のことばアイウエオ」(黒田龍之介著)7

「ク」-「コ」では

グルジア語
クロアチア語
コサ語

を採り上げている。コサ語が面白い。この言葉は南アフリカ表和国で話されている。発音の上では吸着音(チャッ)や放出音(ゴホン)があることが特徴。また名詞のクラスが15もある。ドイツ語では男性、女性、中性のたった3つなのにである(日本語では1つ?)。

「世界のことばアイウエオ」(黒田龍之介著)6

「キ」では

ギリシア語
キリバス語
キルギス語

が紹介されている。キルギスは中央アジアのタルム盆地の西に隣接する。タルム盆地の北縁には8世紀ごろまで「トカラ語」が話されていた。このトカラ語はインド・ヨーロッパ言語でアナトリア語に続いて二番目に古い言語である。キルギス語のもその痕跡があるのだろうか?

「核抑止力」論を捨て去る時だ

今朝の新聞のタイトルである。

「核抑止力」は核兵器の使用を前提にしたものであり、核兵器の使用を擁護する論理である。

「核の傘」論:わが国が危険になったときはその核を使って守ってほしい。

「世界のことばアイウエオ」(黒田龍之介著)5

「カ」では

カザフ語
カシューブ語
カタルーニャ語
広東(カントン)語
カンボジア語

が紹介されている。カシューブ語が珍しい。この言葉はポーランド北部でバルト海に面した地方で話されている。独立した言語なのかポーランド語の一方言か時代によって位置づけが揺れている。

 

「世界のことばアイウエオ」(黒田龍之介著)3

「ウ」では

ウイグル語
ウェールズ語
ヴォロフ語
ウクライナ語
ウズベク語
ウルドゥー語

が紹介されている。ウェールズ語が面白い。「修道士カドフェル」(エルス・ピーターズ)の主人公カドフェルがウェールズ出身でウェールズ語を話す場面があるそうだ。この推理小説は日本語では読んだことがあるが、原著で読むとこの場面は面白いだろうと思った。ウェールズ語はケルト語系の言語で
How are you? –> Sut wit ti?
fine –> Yn dda
となる。